
コンテンツマーケティングやその他SEOの際に必ず必要になってくるスキルが「キーワード選定」です。ボリュームや競合性の高さだけではなく、その他にも判断基準は様々です。
正しいキーワード選びができていないとせっかく上位表示に成功したとしてもアクセスやコンバージョンが伸びないなどの問題が生じてしまいます。
正しいキーワードの選び方を身につけ集客につなげていけるように、ここで解説していきます。
目次
正しいキーワードが設定されていないサイトはどうなる?
冒頭でも簡単に説明しましたが、正しいキーワードを選定できていないサイトやコンテンツは、「アクセスが集まらない」、「アクセスがあってもコンバージョンにつながらない」といった問題だけではなく、「質は悪くないのに検索上位に表示されない」といった問題まで生じてしまいます。
間違ったキーワードでも上位表示できてしまう場合もありますが、そのようなキーワードで上位表示できたところで、自社サービスに対するユーザーのニーズとキーワードがズレているため、前述したようにアクセスやコンバージョンには繋がりません。
検索順位の割にアクセスやコンバージョンが悪かったりする場合は、キーワードの見直しがもっとも簡単でかつ効果的であり、慣れないうちは時間がかかってしまうかもしれませんが、費用もかからず手軽に行える施策ですので、積極的に行っていきましょう。
キーワード選定の際に考慮すべきポイント
正しいキーワード選定を行うためには何を考えてキーワードを選べばよいのでしょうか。
「アクセスが集まらない」ことと「コンバージョンにつながらない」ことは、キーワード選定において最終的なゴールは一緒ですが、まずはそれぞれ別の視点から考える必要があります。
では、それぞれを解説していきます。
アクセスが集まらない場合
アクセスが集まらない場合に考えるべきことは、「検索されるキーワードかどうか」ということです。
漠然と設定したキーワードで上位表示できたとしても、そのコンテンツにアクセスが集まらないのは、そのキーワードが検索されていないためです。
誰も検索しないキーワードということは競合も対策していないキーワードということですので、上位表示されるのは当たり前とも言えます。
「そもそもこのキーワードは検索されているのか」ということを念頭においてキーワード選定を行うことで、アクセスを上手く集まられるようになります。
コンバージョンにつながらない場合
アクセスはあるもののコンバージョンにつながらない場合は、「自社サービスに需要がありそうなユーザーが検索するキーワードかどうか」ということを考えなければいけません。
アクセスが集まっているということは前述した「検索されるキーワードかどうか」というポイントをクリアしていると言えますが、それだけで満足してはいけません。
アクセスを獲得しているものの直帰率や離脱率が高い、滞在時間が短いなどの問題がある場合は、そのキーワードを検索したユーザーが求めている情報ではなかったということが考えられます。
自社サービスを求めるユーザーがどのような悩みを持って検索窓にキーワードを入れるかを考えてキーワードを選定していく必要があります。
競合コンテンツを考慮する
前述した2つのポイントに関しては改善の余地がある場合、自社に問題がある場合が多いため比較的簡単に改善することができます。
しかし、キーワードによっては上記2つのポイントをクリアしていても、その段階で表示されている上位サイトが強すぎて上位表示できない場合もあります。
ドメインの使用年数や外部リンクの数をはじめ、様々な要素が判断基準になってくるため原因の追求は困難かもしれませんが、ドメインの使用年数に関しては特に対策の立てようがありません。
そのような場合は、対策キーワードにもう一つキーワードを加えてみたり、競合性が低いキーワードを選んでくのがベターです。
キーワード選定を助けてくれるおすすめツール
キーワードの選定における考え方を説明してきましたが、実際に頭で考えているばかりではすぐに限界が来てしまいます。
また、SEO歴が浅かったりあまり知識がない場合には、いまいちピンとこないかもしれません。
そんな方のために、キーワード選定の手助けをしてくれるおすすめのツールをご紹介します。制度の高いものばかりではありませんが、人間の頭で考え続けるよりは参考になるはずですので、上手に活用してみてください。
Keyword Planner
http://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner
関連キーワードを抽出するツールです。関連キーワードを抽出してくれるツールの中でも、Googleの公式のツールということもあり、もっとも有名です。
関連キーワードの抽出の他に、キーワードのボリュームや競合性も表示してくれるため非常に使い勝手の良いツールです。
ただし、Google AdWordsに広告を出稿していないとボリュームの取得ができない点に注意が必要です。
goodkeyword
検索窓にキーワードを入れるだけで関連キーワードを一覧で表示してくれるツールです。
キーワードを入れるだけでいいのでパソコンに疎い方でも使いやすく、関連キーワードを調べることしかできないものの、Keyword Plannerのように広告出稿などの条件はありません。
Googleだけではなく、Yahoo!やBingなどの別の検索エンジンの関連ワードを一覧で表示可能です。
SEOチェキ
http://seocheki.net/competitor.php
SEOチェキは、検索順位やキーワードの出現頻度など、SEOに関するあらゆる情報を取得できるツールです。
URLやキーワードを打ち込むだけで多くの情報がえられる点や、SEOのツールとしては割と昔から存在しているという点で非常に人気のツールです。
ただしこのツールは、Webサービスに従事していた個人の方が作ったものなので、Google公式のツールなどと比較してしまうとやや信憑性に欠けてしまうかもしれませんが、ある程度の目安としてなど、参考程度に使うことに関しては非常に優秀なツールと言えます。
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋はSEO的なツールではありませんが、ユーザーの悩みを知るために利用することができます。
対策しようとしているキーワードに対するユーザーの生の声が分かるため、Yahoo!知恵袋の質問を指標に、その悩みを寺社サービスで解決できるかどうかの判断や、その悩みを解決するコンテンツを作ることができます。
ただ、2000年代前半などの悩みは時代の進歩で解決されているようなものもあるため、Yahoo!知恵袋を利用する際には、質問されている年代に注意して参考にしていきましょう。
まとめ
このように、キーワードを選ぶと言っても手順が多く思った以上に工数がかかります。コンテンツは資産としてずっと残っていくものですので、ただ漠然とキーワードを選ぶだけでは非常にもったいないです。
集客につなげていくためのはじめの一歩であるキーワード選定を間違ってしまうと内容の善し悪しに関わらず効果がありませんので、自分の頭とともに紹介したような便利なツールを有効活用しつつ、意味のあるキーワード選びができるようにしましょう。